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BOOKS
物語りと言葉のインターフェイス 物語研究の可能性を問う
物語と言葉のインターフェイス

古岩井 嘉蓉子
1500円
四六判並製 220頁
ISBN4-87565-519-3


衰退した<物語>研究を賦活させるには、文学作品として完結したテキストを、書き手と読み手のコミュニケーションとして捉えなおし、分析していくほかはない−narrative fiction(語り)研究の第一人者が、ヘミングウェイ、日本民話、日本の童謡などを大胆かつ緻密に論じ、<物語>の新たな相貌をあらわにしていく。研究の可能性を問うた刺激的な論

・※・※・※・

[目次より]第1章 文体論的方法について(E.ヘミングウェイの『老人と海』の分析) / 第2章 日本の民話の構造 / 第3章 日本語の童話の「語り」と、その文体的特徴(event time と speech time) / 第4章 童話の「語り」と視点を考える

・※・※・※・

一連の筋書きを持つ事柄、発話、語り(narrative fiction)の研究こそ、人間が有史以来何を思考し、どのような意味や意義を発見し続け、そしてこれからどんな方向に向かって新しい営みを見つけなければならないかという問題を解く鍵を示唆してくれるものなのです。
Profile
小岩井 嘉蓉子(こいわい かよこ)
1938年生まれ。国際基督教大学大学院英語教育研究科修士課程修了。神奈川大学外国語学部教授。英語学・詩学専攻。
著書『笑いのコスモロジー』(共著、人文学研究叢書15、神奈川大学人文研究所)、論文"Chaucer's Translation of the Consolation of Philosophy"『聖心女子大学論叢』、「言語が創造するもの(小学生の比喩表現をめぐって)」『神奈川大学言語研究No.22』、「多言語多文化社会スイスの実状」『神奈川大学人文研究NO.142』、その他『神奈川大学評論』の論説等。