古くから和歌に詠まれるなど、名山として知られてきた位山には、巨石群・ペトログラフなどの謎の遺構があり、また超古代には日本の中心「高天原」があったという説もある。そして昭和29年、都竹峰仙により新たに開かれた位山の神は、日本を最高の地位にまで育てると宣言した─。
大霊山・位山のほんとうの役目とは何か? 位山をめぐる〈過去─現在〉をさまざまな角度から検証し、向かうべき未来を俯瞰する。
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【目次より】 ◎位山への登山と巨石群◎神楽ヶ岡(御旅山)と祭壇岩
◎一位の笏木の献上◎竹内古文献と秀真伝
◎飛騨高天原説
◎酒井勝軍と上原清二による位山の調査
◎都竹峰仙 位山を開く
◎位山の祭神、天照日の大神
◎天照皇大神と素戔鳴尊と高天原
◎位山の祭りと太陽神殿
◎両面宿儺と位山◎位山周辺の遺跡と遺物
◎位山のペトログラフ
◎位山頂上付近にある古代の遺物
◎位山峠の位山神社と竹沢寛三郎
◎飛騨一宮水無神社
◎愛寳山と紫雲◎旗鉾と旗鉾神明宮
◎乗鞍岳(愛寳山)について
◎丹生川村の日輪神社
◎上野平の環状列石と黒岩
◎松倉山の麓の「廻り洞」立岩群
◎位山の働きと役目
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